2008/09/07 (Sun) ボイラー

 本日はボイラー1級技士受験で、千葉県市原市の関東安全衛生技術センターというところに行ってきました。JR内房線の五井駅で降り、受験生だけの満員バスに揺られて約20分間、民家もまばらな畑の続く田舎道を走り抜けやっと目的地にたどり着きました。関東の労働関係の資格センターがなんでこんな不便な場所にあるのだろう?噂では議員を辞めた浜幸が、彼の地元にこの施設を無理やり誘致したとかしないとか・・・。とにかく不合格も含めて御受験には二度と行きたくないところではある。五井駅前と技術センター前には乗合いタクシーの列ができ、4人乗って一人片道600円と運転手が盛んに客を誘っていた。
 
 この一ヶ月、好きな本も一切読まず、仕事にどうしても必要なボイラーの受験本だけを開いていた。ボイラー関係は斜陽の産業だが、それでも一月で合格すると決めてからはがぜん力が入ってしまった。資格は経験の無い者にとっては有り難い制度であるのだ。経験はなかなか追いつかないが資格は努力で追いつく。たとえ内実がともわななくともあとから追いかけていけばいいのだ。役柄が役者をつくっていくように。8日に結果発表とか。今はほっとして負荷の高いスポーツをやった後のような心地よいけだるさだけに包まれている。他人には小さな資格だが私にとってはなんだか勝負のような気がして張りきった。

 帰り道、本屋で文庫本の新装が出た円地文子の『源氏物語』を少し読んでいたら、彼女の文の綾が紙づらを巴に入り乱れて息づき、目の前がくらくらするような感じを受けた。真砂に浸み込んでいくみなわのごとく皮下を流れる久しぶりの文学的なものに酔ってしまったのだ。

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